これからの夏場時期、熱中症の労災事故が増える季節に入りますので、注意喚起を含め掲載します。
【建設業の一人親方労災事故事例(塗装工事)】
1.給付された保険給付の種類
・療養補償給付
・休業補償給付
・特別支給金
2.給付された労災保険給付の額(申請中)
・療養補償給付 治療費、手術費、入院費等の実費分(本人負担なし)
・休業補償給付 ケガをした日の4日目~13日間休業(実質10日) 21,000円
・特別支給金 ケガをした日の4日目~13日間休業(実質10日) 7,000円
3.給付基礎日額
・3,500円
4.負傷部位
・脱水症・熱中症
5.労災発生地域
・茨城県小美玉市
6.労災発生状況
令和2年8月18日 午後3時頃、牧場の牛舎の屋根の塗替え工事を行っていた。日差しの照り返しが強く、
体力を奪われる中で、休み休み作業を行っていたが、突然に脱力感で手先に力が入らず、ついには上半身の痙攣を発症し
車の中に戻り、エアコンをつけて横になっていたが、下半身にも痙攣を発症し、救急車で病院へ搬送される。
救急車の中で点滴を受け、いくらか回復するが、医師の指示で体力回復の為、1週間余り入院する。
※近年、夏場は屋外・屋内ともに熱中症になりやすい過酷な環境です。
熱中症は命を失うこともある危険な症状です。
塩分を含んだスポーツドリンク等の水分補給・休息は適度に取り、
体調管理には十分に注意して作業を行うようご注意下さい。