★当会、関東支部が労災申請をおこなった一人親方災害事例をご紹介します★
【建設業の一人親方労災通勤災害事例(解体工事)】
1.労災申請した保険給付の種類
・療養補償給付
・休業補償給付
・特別支給金
2.給付基礎日額
・3,500円
3.負傷部位
・骨盤骨折、石橈骨遠位端骨折
4.労災発生地域
・茨城県日立市
5.労災発生状況
令和4年6月19日 午後 5時頃、個人宅の解体工事において、屋根から降りる際に、脚立に移ろうとして
足を踏み外し、約3m下のコンクリート地面に転落し、右手首および骨盤骨折をする。
ご本人は労災に加入していないものと思い込まれており、当会からの年度更新案内で加入していることに気づかれ、
令和5年に入り当会に連絡をいただく。
治療を受けた病院と交渉するが、令和4年12月までの治療費は国民健康保険で請求処理されており、労災への切替は不可であった。
入院、複数回におよぶ手術代で総額300万円を超える治療費請求で本人も大変悩まれていた様子であったが、
高額療養費限度額申請をされていたことで、
様式第7号(療養費用の請求)で監督署から保険者への交渉も依頼し、一時的な立替も軽減することができた。
現在もリハビリにて療養中。